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丁寧に暮らすこと、自由でいることは想いのある人、芯のある人こそが無意識に実行しているんだなと思わずにはいられません。
「ささやかだけれど、役に立つこと」を目指しているすべて一人で手がけている雑誌、thisの最新号がバックナンバーと共に入荷しております。
唯一無二の刺さる人には刺さる雑誌。
お勧めです。
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「親から子へ、子から孫へ」レースに対する思いはこんな言葉に表されます。
大切に、丁寧に扱うものだから、想いが言葉になるのだと思います。
「This」はレースをひとつの象徴としながらも、レースを扱うように自分自身の生活も丁寧に、大切にして欲しいという思いで創刊しました。
目まぐるしい現代社会に暮らす人に、ほんの少しだけれど、丁寧な生き方を考える、そんな時間に読んでいただきたい一冊です。
自分の体や気持ちに良いことは、周りの人や地球にも良いことだと考えてみたり、レースから紐解く歴史や人間模様なども知るチャンスになってくれれば、と思います。
This 創刊につきまして。
初めまして、This と申します。緩やかに進む時の流れがどこかに潜んでいて、夜のほっとする時間に読んでいただく、そんな一冊になればという思いをまとめました。時間の流れが昭和の時代に比べて 早くなってしまった気がしています。効率のための環境破壊も気になります。そんな折、レースとかかわり深い米澤美也子さんと 縁あって出会いました。レースは母から子、子から孫へと継がれるもの。連なる想いが受け継がれることへの厳粛な時間。
レースのように受け継がれて、繊細なレースを丁寧に扱うように、自然と連なりながら暮らすための冊子をつくりたいということがはじまり。 調べてみると「連なる」の「連」には「連鎖」「連繫」「連亘」「連綿」「連想」など 自然界の食物連鎖や好循環を思わせる言葉が。 神事に使われる「注連縄」にも「連」が! 今の時代の迫り来るような時間の速さと、昔のような手間を惜しまない時間の流れ、同じ時間ですが、後者が好き。
取材させていただいた方々もみなさん、不思議な「自分時間」がありました。 ぬるま湯に手を入れているみたいな、体に優しく、地球に優しく、自然に優しく、細胞に囁きかけるような時の流れと細胞がポッと暖かくなる空気が流れていました。何を伝えられるか、わからないけれど。読者のみなさんと一緒に覗いてみたいとThis は思っています。
よろしくお願い申し上げます。 This 拝