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魚の生命は香りだ―。浅草の老舗「紀文寿司」四代目主人が、永年の経験によって限りなく豊かな海の幸の味覚の世界へと誘う。日々、魚に触れ、味わい、その「ささやき」に耳を傾けてきた著者の本物の味談義。
目次
真の食味を伝える香りの意識
赤ワインの余韻を保つ近海シビマグロに漂う血の香り
極上のすし種を楽しむには
“潤みのある味調”サヨリの不思議な味わい
魚の肝をおいしく味わうための肝腎な話
“教えないことで教えてくれた”祖母とアオヤギ
世界に誇れる食文化“干物”を守るには
大合唱する魚たち
失われた“江戸前の味”を求めて
煮つめと煮切りの話〔ほか〕
関谷文吉
1948年東京・浅草に生まれる。中央大学卒業後、明治36年(1903年)創業の浅草の老舗「紀文寿司」四代目を継いで現在に至る。経験に裏打ちされた本物の味談義には定評がある