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幼い頃から大人になるまで、人を愛するレッスンを気づかずに繰り返した、切なくも懐かしい半自叙伝的物語。解説・谷川俊太郎。
北京での6歳から、美大時代の21歳まで。幼い時から本当の大人になるまで、気づかずに人を愛するレッスンを繰り返した、切なくも懐かしい、半自叙伝的な物語。
目次
六歳 冬
九歳 初夏
十歳 秋
十二歳 初春
十四歳 冬
十七歳 秋
二十一歳 夏
こどもの季節(お姫さまのゆび;小さな神様;四角い空;白い野原)
佐野洋子
1938年、北京に生まれる。武蔵野美術大学デザイン科卒。1967年、ベルリン造形大学においてリトグラフを学ぶ。主な作品に『わたしのぼうし』(講談社出版文化賞絵本賞)『ねえとうさん』(日本絵本賞/小学館児童出版文化賞)などの絵本や、童話『わたしが妹だったとき』(新美南吉児童文学賞)、『神も仏もありませぬ』(小林秀雄賞)などのエッセイ、対談集も多数。2003年紫綬褒章受章、2008年巌谷小波文芸賞受賞。2010年、72歳永眠、