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聡美の発作を止められのは、幼馴染みのひろの、背中をさすってくれる手だけだった。だが、大学生になった頃から、2人の関係に変化が起こりはじめ…。表題作ほか全3篇を通して、失われていく命への慈しみと喪失の不安、そして、哀しみの中で見つけた希望の光が描かれる。世界の片隅で慎ましく生きる控えめな主人公たちが、“この星でひとつきりの組み合わせ”に辿り着くまでの、もどかしいほどに優しい愛の物語。
市川拓司
1962年、東京都生まれ。獨協大学卒業。97年からインターネット上で小説を発表。2002年1月のデビュー作『Separation』がテレビドラマ化され、注目を集める。『いま、会いにゆきます』は映画化され、120万部を超える大ベストセラーに。