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物語は「初恋」で始まり「再恋」で終わる―。
東京のちいさな商店街にある喫茶店『珈琲屋』の主人・行介は、あることで人を殺した。当時、行介の恋人だった冬子は別の男性と結婚したが、行介が出所すると冬子は離婚していた。
冬子に何があったのか…。商店街に暮らす人々が『珈琲屋』で語った人間ドラマを七編収録。
情感溢れる連作短編集。
池永陽
1950年愛知県豊橋市生まれ。岐阜県立岐南工業高等学校卒業。
グラフィックデザイナー、コピーライターを経て、98年『走るジイサン』で第11回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。
2006年『雲を斬る』で第12回中山義秀賞を受賞。現代小説から時代小説まで、人間の微妙に揺れる心理を描いて定評がある。