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レインボー・ブリッジを背にした制服の男女。頼まれて、シャッターを押しながら、思う。「この世界はどのくらいの強度でなりたっているんだろう?私たちはどのくらいの強度でそこに立っているんだろう?」(『ファインダー』)。水族館、住宅街、東京タワー、駅のホーム…。一年間にわたり、角田光代と写真家・佐内正史がふたりで巡り、それぞれが切りとった、東京という街の「記憶」。
角田光代
90年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。「まどろむ夜のUFO」で野間文芸新人賞、「ぼくはきみのおにいさん」で坪田譲治文学賞、04年「対岸の彼女」で第一三二回直木賞を受賞。
佐内正史
写真家。68年生まれ。『MAP』で第二八回木村伊兵衛写真賞受賞。