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ブラームス派vsワーグナー派
「巨人たち」の苦悩と歓びが、「至高の音楽」に結びつく!
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 2011公式ブック
後期ロマン派の作曲家は、今日世界中で愛され、不朽の輝きを放っている。ブラームス、ワーグナー、ブルックナー、ドヴォルザーク、マーラー、R・シュトラウス、ヴォルフ……。この巨人たちの偉大な作品を、どう楽しめば良いのだろう。
その手がかりが、「ブラームス派とワーグナー派の対立」だ。この軸を理解すると、その崇高な音楽がさらに深みを増す。
また、ベートーヴェン、シューベルト、メンデルスゾーン、ベルリオーズ、リスト、シューマン等の位置づけも明確になり、シェーンベルク等の新ウィーン楽派も視野に収めることができる。
両派の対立を軸に、それぞれの創作に影響を与えた「愛のドラマ」も見据えながら、クラシック音楽の魅力をあますところなく伝える。
樋口 裕一
1951年大分県生まれ。作家。多摩大学経営情報学部教授。
早稲田大学第一文学部卒業後、立教大学大学院博士後期課程満期退学。
クラシック音楽通としても知られ、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンのアンバサダーを務める。
小論文・作文通信指導塾「白藍塾」塾長。『ホンモノの文章力』『ホンモノの思考力』『頭がいい人、悪い人の話し方』などのベストセラーの他、『ヴァーグナー 西洋近代の黄昏』など著書多数。