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あなたの運命は楽器が決めていた!まさかと思ったホルン奏者のあなたは山奥育ちですね。ファゴットを始めたあなたは、最近お人好しになってませんか。友情に篤い人にはトランペットがお勧めで、某首相にはバス・クラリネットがお似合い。これはすべて科学的?な結論です。楽器と人の関係を人気オケマンが、爆笑的に論じる禁断の音楽書。あなたが演奏すべき楽器が、これで決まる。
目次
第1章 楽器選択運命論―どんなヒトがどんな楽器を選ぶのか(あるフルート奏者―北国出身、どことなくクリスタル;あるオーボエ奏者―演劇少年の突然の変身 ほか)
第2章 楽器別人格形成論―いかなる楽器がいかなる性格をつくるのか(フルート―冷たさも軽みもそなえた貴族的エリート;オーボエ―ストレスに苦しみ、くよくよと細かい? ほか)
第3章 楽隊社会応用編―オケマンとはいかなるヒトか(職業人としてのオケマン五態;有名人による架空オーケストラ)
第4章 フィールドワーク楽隊編―楽器とヒトとの不思議な関係
茂木大輔
1959(昭和34)年、東京生れ。国立音楽大学(器楽学科オーボエ専攻)卒業後、ミュンヘン国立音楽大学大学院へ留学。同大学院修了後、同大講師、シュトゥットガルト・フィルハーモニー管弦楽団第一オーボエ奏者を経て、’90(平成2)年よりNHK交響楽団首席オーボエ奏者。2001年、日本フィルハーモニー交響楽団を指揮し、指揮者としてもデビュー。活動の幅は作曲、企画、執筆にも広がる。