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街と山のあいだ。創刊第一巻。
創刊第1巻は、イラストレーター安西水丸さんの低山歩きのイラストエッセイ集です。
唯一無二の味わい深いイラストと、 服々としたやかな文章で知られる安西水丸さんは、 多彩な分野に通じ、数多くの作品を生み出し、交友も広い方でしたが、一方でひとり静かにてくてくと、小さな山歩きを好む方でもありました。 本書は、生前安西さんが各雑誌や小冊子にかかれた、山歩きに関するイラストとエッセイをまとめたものです。
幼少期に遊んだ裏山を訪ね、戦因武将を蒸って城跡に上り、 雨に降られ雷に追われ、山頂でお手製のおむすびをほおばり、帰り道にドングリを始ってはポケットに入れる水丸さん。
没後早5年が経つ水丸さんですが、今もなお生き生きと、私たちに山登りの楽しさを語りかけてくれます。
_contents:
登山少年だった頃/雨の島/沢を歩く/低山登山は楽しい
人柄が作る、おにぎりのおいしさ/山登りの話山で尺入を吹く/高い空の下を
てくてく青空登山
八王子城跡/高塚山/阿弥陀寺/将軍塚/大平山/大植山
ヤクスギランド/鞍馬山/小谷城跡/山中温泉・東山神社
高館山人大文字山/源氏山人王地山/甘橿丘
水丸風23区の登り方/熊野古道/縄文杉は頑固親父の顔をしていた
「カカア天下と空っ風」上州の旅/山道の思い出
インタビュー山に登って、話をしよう。
解説にかえて北斗七星のうつわ