Detail
大雪で閉鎖になった空港で、偶然出会った老人の問いかけに、動揺してしまった35歳の“私”。
日々の仕事にゆきづまりを感じ、未来に期待感をもてない私に、老人は一晩だけの講義を開始した。
目次
仕事は楽しいかね?
人生とは、くだらないことが一つまた一つと続いていくのではない。一つのくだらないことが〈何度も〉繰り返されていくのだよ。
試してみることに失敗はない
明日は今日と違う自分になる、だよ。
これは僕の大好きな言葉の一つなんだ。
「遊び感覚でいろいろやって、成り行きを見守る」というのがね。
必要は発明の母かもしれない。だけど、偶然は発明の父なんだ。
目標に関するきみの問題は、世の中は、きみの目標が達成されるまで、じーっと待っていたりしないということだよ。
きみたちの事業は、試してみた結果失敗に終わったんじゃない。試すこと自体が欠落してたんだ。
あの実験で学ぶべきことはね、「あらゆるものを変えて、さらにもう一度変えること」なんだよ。
それはね、「あるべき状態より、良くあること」なんだ。〔ほか〕
ドーテン,デイル[ドーテン,デイル][Dauten,Dale]
1950年生まれ。アリゾナ州立大学大学院(経済学)卒業後、スタンフォード大学大学院で学ぶ。
1980年、マーケティング・リサーチ専門会社、リサーチ・リソーセス(Reserch Resources)を起業し、マクドナルド、3M、P&G、コダックなど大手優良企業を顧客に持つ全米でもトップ・レベルの会社にまで成長させる。
1991年、新聞に執筆したコラムが好評を博し、執筆活動を開始。
現在米国を代表する人気コラムニスト。
氏が執筆するコラムは、100社以上の新聞社に配信され、毎週1000万人以上に愛読されている。
執筆活動のかたわら、企業講演、従業員訓練やキャリア・セミナーを主催し、意思決定論、人材育成、キャリア・アップによる能力開発や成功をテーマに独自の理論を展開している。