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トーキョー・フードパラダイス!
中野のアパートで家族と共にひと夏を過ごすことになった
アメリカ人フードライターが、立ち食いうどんや居酒屋、
コンビニ、チェーン店に至るまで、
ごく普通の日本の「食」と日常をユーモアたっぷりに、
しかし日本文化への鋭い視点を交えてつづる。
スーパーで買い物し、ゴミ分別に悪戦苦闘する、
単なる「観光旅行」ではない東京の日々。
8歳の愛娘アイリスへの子煩悩っぷりも楽しい、
最新・異国人食紀行!
「東京はどこか非現実的な都市だ。映画や小説に登場するような、
ネオンサインがあふれる仮想現実都市(サイバーシティ)。
商店街を歩けば、焼き鳥のにおいが鼻をくすぐる。
子供は安心して外で遊べるし、親が付き添わなくても
子供ひとりで電車に乗って遠出ができる。
アメリカのおおかたの高級レストランよりも
丁寧な接客態度で接してくれるドーナツチェーン店もある。
犯罪や薄汚れた風景、味気ない食事とは無縁の巨大都市(メガシティー)」
(―本文より)
マシュー・アムスター=バートン
米国シアトル在住。グルメ誌、シアトル・タイムズ紙、
ウォール・ストリート・ジャーナル誌などに料理記事を寄稿するフードライター。
中野で食べる小籠包がお気に入り。