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栴檀は双葉より芳しなどと言いますが、凄い人って、昔からけっこうスゴかったんですね。今を時めく“柴門ふみ”やら“いとうせいこう”やら“近田春夫”やら、総勢21人の7年前の素顔はこんなふうだったんです。「小説新潮」に2年にわたって連載された、幻の人物コラムが新たなコメントと、蛭子能収のイラストを加えて今蘇る。文庫でしか読めないオリジナル企画。
目次
西小山の童女絵師 霜田恵美子
パルスビートの妄想 李泰栄
海を渡る才女 柴門ふみ
第三京浜の逃亡者 近田春夫
潔癖症のレプリカ 羽仁未央
鎌倉マテリアル・ガール 宮崎緑
吸血鬼ラサール 石井章雄
ゼビウス博士の呟き 遠藤雅伸
吉祥寺ミーハー・ブルース 秋元康
江戸っ子チナの物語 ティナ・グレース
ビブロスの父がいた 高見恭子
ドナルド・ダックの夢 大西厚樹
お天気兄さんのハニカミ 森田正光
マシケのトマト 三国清三
バイオリンのお稽古 久和ひとみ
顰蹙なカミキリ虫 いとうせいこう
弘明寺の花園 伊藤緋紗子
不敵なファミコン香具師 高橋利幸
ピンポンパンは箱入り娘 酒井ゆきえ
「事件」をスクラップする男 みうらじゅん
競艇と商業美術 蛭子能収