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真実とは乙女にとって禁断の果実だった。言葉とアイデンティティの問題をユーモア交えて描く芥川賞受賞作。
京都の大学で、『アンネの日記』を教材にドイツ語を学ぶ乙女たち。日本式の努力と根性を愛するバッハマン教授のもと、スピーチコンテストに向け、「一九四四年四月九日、日曜日の夜」の暗記に励んでいる。ところがある日、教授と女学生の間に黒い噂が流れ……。
言葉とアイデンティティの問題をユーモア交えて描く芥川賞受賞作。
赤染晶子
1974年京都府舞鶴市生まれ。京都外国語大学卒業、北海道大学大学院博士課程中退。2004年、「初子さん」で第99回文學界新人賞を受賞しデビューした。2010年「乙女の密告」で第143回芥川賞を受賞。