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遠くの電線にとまっている鳩をパチンコで撃ち落としたり、人に言えないようなエロ話を披露する素敵な姉との抱腹絶倒の日々―。
ユニークな友人と見つける小さいけれど、人生にとっては大きな発見!
そして、心ない人へは素直な怒りもたぎらせる。
読めば元気がふつふつとわいてくる本音と本気で綴った爆笑リアルライフ。
目次
初夏の某月某日(観察記録)
八月暑い日曜日の夜、変な夜
八月頭の火曜日、空いている映画館
夏のある日の思い出(テレパシー)
秋のはじめのある朝(癒し…)
すっかり秋の雨の浅草にて、ある夜(邪教!)
お正月のある夜
やはり一月のある寒い夜、ワインをだらだら飲みながらの映画鑑賞
風の強い午後、シネマライズ
ある春の日、亀が亀小屋の床を踏み抜く〔ほか〕
よしもとばなな
1964年東京都生まれ。「キッチン」で海燕新人賞を受け、デビュー。
「TUGUMI―つぐみ」で山本周五郎賞、「不倫と南米」でドゥマゴ文学賞を受賞。
著書は世界各国で訳書となる。