Detail
関東、関西、手形、切手、自由、自然などの言葉を通して、「多様な日本社会」の歴史と文化をわかりやすく語ります。
目次
1 「日本」という国名
2 列島の多様な地域
3 地域名の誕生
4 「普通の人々」の呼称
5 誤解された「百姓」
6 不自由民と職能民
7 被差別民の呼称
8 商業用語について
9 日常用語の中から
10 あとがき
網野善彦
歴史家。1928年、山梨県生まれ。東京大学文学部卒業。日本常民文化研究所研究員、都立北園高校教諭、名古屋大学文学部助教授、神奈川大学短期大学部教授、同大学経済学部特任教授を務めた。専門は日本中世史、日本海民史。著書に『日本中世の非農業民と天皇』(岩波書店)『無縁・公界・楽』(平凡社)『蒙古襲来』(小学館)『日本の歴史をよみなおす正・続』(筑摩書房)『日本社会の歴史上・中・下』(岩波新書)『古文書返却の旅』(中公新書)『「日本」とは何か』(講談社)他多数