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野菜とにんにくを煮込んだだけのやさしいスープ、せっかちな酒呑みのための三分おつまみアレコレ、シェリー酒に合う豚肉とアサリの白ワイン蒸し、かつお出汁をきかせたカレー鍋、残りめしを使った茶粥…台所に立つことうん十年、寝ても覚めても頭の中は食うことばかりの食いしん坊画家が、作り方と愉しみ方を文章と絵で綴る、美味三昧エッセイ。
目次
かぼちゃを塩で煮る
やさしい野菜スープの作り方
酢じめした魚の切身とおからの「きらずまめし」
鶏肉と生姜と塩だけ―マダガスカルの絶品スープ
ペルーのセビーチェ
プロセスチーズとハムとりんごとパン―「アメリカの弁当箱」
まずいまぐろのうまい食べ方
コンビーフのホットサンド
一皿一人分のちゃつ
めざしの炙り方〔ほか〕
牧野伊三夫
1964年北九州市生まれ。画家。92年に広告制作会社サン・アド退社後、油彩、木版画、コラージュなどの作品の発表を続ける傍ら、99年、美術同人誌「四月と十月」創刊。北九州市の「雲のうえ」や「飛騨」の編集委員も務める。