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唯一の身内である母を突然亡くしたアキコは、永年勤めていた出版社を辞め、母親がやっていた食堂を改装し再オープンさせた。
しまちゃんという、体育会系で気配りのできる女性が手伝っている。
メニューは日替わりの(サンドイッチとスープ、サラダ、フルーツ)のみ。
安心できる食材で手間ひまをかける。それがアキコのこだわりだ。
そんな彼女の元に、ネコのたろがやって来た―。泣いたり笑ったり…アキコの愛おしい日々を描く傑作長篇。
群ようこ
1954年東京都生まれ。1977年日本大学芸術学部卒業。
本の雑誌社入社後、エッセイを書きはじめ、1984年『午前零時の玄米パン』でデビュー。
その後作家として独立