Detail
天性の舌を持ち、美味しいものを愛する美佐子は、和歌山の裕福な家庭の主婦だった。ある日、夫と出かけた先で、当時まだ珍しかった本格的なフランス料理に出逢う。その官能的な味わいに魅了された美佐子は、ついには家庭を捨て、東京に飛び出すが…。ミシュランの星獲得の夢に生き、恋に生きた一人の女性を鮮烈に描く長編小説。
著者等紹介
林真理子[ハヤシマリコ]
1954年山梨県生まれ。日本大学芸術学部卒。82年『ルンルンを買っておうちに帰ろう』がベストセラーとなる。85年「最終便に間に合えば」「京都まで」で直木賞、95年『白蓮れんれん』で柴田錬三郎賞、98年『みんなの秘密』で吉川英治文学賞受賞。現代作品の他、古典に材をとった作品も多数ある