Detail
ありそうでなかった!
コンポストについてのあれこれがわかる1冊
環境問題や土壌に関する書籍が多数出版されている中、ありそうでなかったコンポストの本です。サステイナブルな暮らしで注目を集める著者による、コンポストの実践法、4人の実践者へのインタビューなどを掲載しています。
編集者のおすすめポイント
コンポストとは家庭から出る生ごみや草木などを入れて、微生物のはたらきによって堆肥にする容器です。バケツ型、バッグ型など様々な形式があり、堆肥を作らないキエーロというものもあります。
著者の服部さんは、20年コンポストのある生活を続けて今も室内と屋外でコンポストを使った生活を送っています。これまでに経験をした失敗も含め、コンポストのある生活の良さを綴っていただきました。
著者の実践方法はもちろん、4人のコンポスト実践者へのインタビューも載せ、読者の生活スタイルに合わせてコンポストを取り入れるヒントを多数掲載しています。家庭の生ごみを減らしたい人はもちろん、環境問題に関わりたいと思っている人に手にして頂きたい1冊です。
◆「暮らしの縁側シリーズ」とは
縁側という場所は、近隣の人どうしが、談話をしたり、ひと休みしたり、景色を楽しんだり、私的でありながら開放的な空間でもあります。
多くの人が気ぜわしく生活をしている現代には、ゆるやかな時間が流れる場が必要です。
あるテーマに明るい識者と縁側で語らい、小さな喜びや発見をシェアすることで、別の誰かとも対話が生まれる、軽やかな気持ちで読める暮らしの本を目指します。
服部雄一郎(はっとり ゆういちろう)
1976年生まれ。高知県在住。元・葉山町役場(神奈川)ごみ担当職員。ごみ問題に開眼し、カリフォルニア大学バークレー校公共政策大学院に子連れ留学。廃棄物NGOの仕事での南インド滞在などを経て、高知県の山のふもとに移住。家族5人、“なるべくサステイナブルな暮らし”を志す。
夫婦の共著に『サステイナブルに暮らしたい』『サステイナブルに家を建てる』(ともにアノニマ・スタジオ)がある。訳書に『ゼロ・ウェイスト・ホーム』『みんなの地球を守るには?』(アノニマ・スタジオ)、『プラスチック・フリー生活』『土を育てる』(NHK出版)、『ギフトエコノミー』(青土社)などがある。