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ロビンフッドの時代から、木を盗むことは根の深い抗議行動である。
北米の原生林を守るための自然公園の拡張によって立ち退かされ、
追いやられる地域社会の奥深くに暮らす樹盗に寄り添って
口述史家として取材することで生まれた深掘りノンフィクション。
深く調べつくした取材、異彩放つ人物たち、森林伐採史、政策分析、最新の樹木科学。
陰謀、犯罪、そして森林の内部に隠された信じがたい複雑性へのスリリングな旅へ読者を誘う。
リンジー・ブルゴン(Lyndsie Bourgon)
カナダのブリティッシュ・コロンビア州を拠点とするライター、口述史家。
2018年にはナショナル・ジオグラフィック 特派員に選ばれる。
環境と、歴史、文化、地域社会に根差した地域住民のアイデンティティとの絡み合いについての執筆が多い。
彼女の記事は、アトランティック、スミソニアン、ガーディアン、オックスフォードアメリカンなどで掲載されている。
本書が初の著書である。