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高知で暮らす布作家・早川ユミさん。高知の谷相で季節を感じて暮らす早川ユミさんの絵日記が10年ぶりに復刊しました。10年の間に家族を見送り、新たな家族が増えたにぎやかな村での暮らし。まいた種がどんどん芽を出し、また種になるように、弟子や家族が村人として、根っこを生やして暮らしています。元弟子で、いまは家族のまりぼんの絵が新たに加わり、新しい日々をつないでいきます。
セツローさんの看取り、コロナ時間など、10年の変化を加筆した増補改訂版です。
早川ユミ
布作家。アジアの山岳民族みたいな土着の感覚で服つくり。ちくちく、ごはん、ときどき旅をしながら、日本みつばちを飼いはちみつの自給自足。ちいさな田んぼや畑や果樹園で、土を着るくらし。たべもののちいさな自給自足をするかたわら、本やおはなし会など、ことばを紡ぐしごと。
著書は新刊『種まきびとの絵日記』『くらしがしごと 土着のフォークロア』(扶桑社)、『畑ごはんーちいさな種とつながる台所』(文化出版局)、『早川ユミのちくちく服つくり』『種まきノート』『種まきびとのものつくり』『種まきびとの台所』『旅する種まきびと』『野生のおくりもの』(すべてアノニマ・スタジオ)、『種まきびとのちくちくしごと』(農文協)、『みらいのからだのーと』『ちいさなくらしのたねレシピ』(自然食通信社)。ハンドメイド本に、『かぞくのかていか』『野生と生きるための12ジャケット』新刊『土着する』がある。
絵・まりぼん
福島県喜多方市生まれ。2014年より沖縄にてくらし、畑のひとびとに出会い、沖縄のものの見方感じ方に感銘をうける。その後2018年より高知の早川ユミに弟子入りし、畑たべものつくり、「ちいさな自給自足」、生きるためのものつくりを学ぶ。2021年雑誌「天然生活」の早川ユミの連載「くらしがしごとしごとがくらし」にて絵を描く。同連載をまとめた本『くらしがしごと土着のフォークロア』(扶桑社)の絵を描く。2022年東京、高円寺にて個展「女は雑草」。現在、高知の山の中で子育てしながら絵を描くまいにち。