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地層を見ながら楽しくめぐる道央の最新地質案内書。積丹などの日本海沿岸や、ニセコ、支笏湖、洞爺湖有珠山、登別温泉などおなじみの観光地を地質の成り立ちを学びながらめぐる23のおすすめコース。家族連れでも訪れやすく、観察ポイントが探しやすい地点を紹介。わかりやすい解説と「豆知識」で子どもから大人まで学べる。
目次
第1章 日本海沿岸(望来海岸―海岸段丘と貝化石;小樽海岸―激しく隆起した海岸 ほか)
第2章 恵庭・支笏湖(恵庭岳―溶岩流でできた活火山;樽前山―生きている火山 ほか)
第3章 洞爺湖有珠山・登別(洞爺湖温泉―有珠山2000年噴火めぐり;有珠山・昭和新山―変貌する活火山 ほか)
第4章 羊蹄山・ニセコ(羊蹄山周辺(火山噴出物とふきだし湧水;側火山と湖成層、流れ山)
ニセコ―連なる火山群、山体崩壊)
前田寿嗣
1958年、札幌生まれ。北海道教育大学札幌分校卒業後、札幌市内の小中学校や札幌市青少年科学館に勤務。現在、市内中学校教頭。教職のかたわら、石狩平野南部に分布する火山灰や、深川市周辺の新第三紀の凝灰岩の研究を続ける。1995年頃より、札幌市内の地質教材を探し歩き、教材化を進める。地形・地質を通した自然の見方を広めるため、普及書の作成に力を入れている。日本地質学会、日本第四紀学会、地学団体研究会会員