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フードスタイリスト飯島奈美さんによる
「ほぼ日刊イトイ新聞」の人気連載「LIFE」から、2冊目の本が生まれました。
「ほぼ日」掲載の14品に、本書のために9品の新作を追加し、ページ数も、ボリュームアップ。
収録したメニューはほぼ日刊イトイ新聞でおこなった
『LIFE』のアンケートの回答をもとに、
「ほんとうにみんなが食べたいもの」を選びました。
そして、本書の編集にあたっては、すでに「ほぼ日」で発表したぶんも含め、
すべてのレシピについて、飯島奈美さんが、分量、手順、加熱時間などの再検討を行ないました。
そのこまかな手順を、ウエブ版と同じように、
できるだけきちんとお伝えするために、写真とキャプションをたくさん使って説明しています。
第2巻の仕様にあたらしく加わったのは、「道具」の欄。
巻頭に、「必要な調味料」とならび「必要な道具」をまとめたほか、
それぞれのレシピの材料のページにも「あると便利な道具」も掲載しました。
「LIFE」第1巻でも好評だった4本の「食」のエッセイを今回も収録しました。
映画監督の西川美和さんが「納豆」、 小説家の村松友視さんは「フライ」、
写真家の石川直樹さんは「ステーキ」、タレントの清水ミチコさんは「クリスマス」。
活用できるレシピ本であるとともに「読む」本でもある『LIFE2』。
キッチン以外の場所でも、どうぞお楽しみください。
飯島奈美(フードスタイリスト)
パスコ「超熟」、キューピー「アヲハタ55ジャム」の
CMなど、広告を中心に活動しながら、
2005年に荻上直子監督作『かもめ食堂』をきっかけに、
映画のフードスタイリングも手がけるようになりました。
2007年、同監督作『めがね』にも参加、
そのごはんが、あまりにもおいしそうだったことから、
ほぼ日刊イトイ新聞で特集を組むことになり、
それが縁で、本書「LIFE」が生まれました。
この3年は、CMや映画、テレビとともに
雑誌の仕事もふえ、
「AERA」(朝日新聞出版)では、
古今東西の映画に登場する料理を再現する
「シネマ食堂」を連載、同名の書籍を刊行。
ほかに、旅雑誌「4travel」(角川メディアハウス)で「おいしい世界の台所」、
雑誌「パピルス」(幻冬舎)、「mama's cafe」(主婦と生活社)
ほぼ日刊イトイ新聞で「LIFE」を連載しています。
そのほかの著作には、
『朝ごはんの献立 12のシーンとおいしいごはん』(池田書店)
『ごはんにしよう。映画「南極料理人」のレシピ』(共著/文化出版局)
『おいしさの秘密!』(共著/メディアファクトリー)などがあります。
飯島さんの料理は、ロケ地やスタジオなど専用の厨房がない場所でも、
いつでも同じようにおいしくつくることができるように、
分量や火加減、調理時間などが考え抜かれています。
本書『LIFE2』でも、その研究の成果が
あますことなく掲載されています。