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「50で人格崩壊、60で死ぬ」。医者から宣告を受けて20年—— なぜ、オレだけが脱け出せたのか? 「その後」に待ち受けていた世界とは?? 壮絶!なのに抱腹絶倒 何かに依存しているすべての人へ アル中は遠くにありて思うものです。 山にかかる雲と同じで、その中にいる人には、なかなか気づくことができません。 一度、雲の外に出てみないと、視界が確保できないからです。 私の告白が、雲の中で苦しんでいる仲間にとっての蜘蛛の糸みたいなものになったら良いなと思っています。 まあ、私はお釈迦さまではないわけですが。 (告白─ 「まえがき」に代えて より)
目次
告白 一日目 アル中に理由なし 二日目 オレはアル中じゃない 三日目 そして金と人が去った 四日目 酒と創作 五日目 「五〇で人格崩壊、六〇で死ぬ」 六日目 飲まない生活 七日目 アル中予備軍たちへ 八日目 アルコール依存症に代わる新たな脅威 告白を終えて 切れ味抜群の「コラム&短編」、収録!
著者情報
著: 小田嶋隆(オダジマタカシ)
1956年東京赤羽生まれ。幼稚園中退。早稲田大学卒業。一年足らずの食品メーカー営業マンを経て、テクニカルライターの草分けとなる。国内では稀有となったコラムニストの一人。著書に『小田嶋隆のコラム道』(ミシマ社)、『ポエムに万歳!』(新潮文庫)、『地雷を踏む勇気』(技術評論社)、『超・反知性主義入門』(日経BP社)、『ザ・コラム』(晶文社)など多数。