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「新宿赤マント」シリーズ十冊目。ついにワープロを導入してみた。何が変わったか?面白さは変わらない。イナズマ移動の旅もまた
本書は『週刊文春』に1990年1月から連載をはじめた二頁エッセイ「新宿赤マント」を定期的にまとめたもののシリーズで、所詮はどうにも発作的酩酊よれざれ粗製乱造、青息吐息、艱難辛苦、どこまでいつてもその場しのぎのバカタレばなしのよせあつめです。
目次
戦闘的文学賞作戦
まぶたがぴくぴく
堂々めぐり
ツミレのミンチ攻撃
線虫文字からの脱出
ボロボロゾウシとの再会
雪国東京
ミニパトとのタタカイ
我ゲホゴホ怪獣となりて
うーむ式電脳小説〔ほか〕
椎名誠
1944年東京生まれ。流通産業業界誌『ストアーズレポート』編集長を経て書評誌『本の雑誌』創刊。88年『犬の系譜』で吉川英治文学新人賞、90年『アド・バード』で日本SF大賞を受賞。小説、エッセイ、ルポなど著書多数
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