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セクハラに対する東京と地方でのとらえ方の違いとは?
「オカン」と呼ぶ男性の急増、そしてマザコンとの関係。
芸能界で活躍する歌舞伎役者と宝塚出身女優における「類似と相違」などなど、気になるテーマをちりばめたエッセイ集。
四十歳を迎えてもなお惑い続ける日々を綴った「週刊現代」連載のシリーズ第三作。
目次
「お前」呼ばわりに見る世代格差
和装文化とヤンキーの関係
真夏に、「死」を想う。
怒る女上司、泣く男部下
渋谷の交差点と、表参道の交差点
女性にとって鮨屋とは
魚肉ソーセージを食べる男
プリンセスたちのお立場
四十歳を迎えて想うこと
キャピトル東急に無常を観る〔ほか〕
酒井順子
1966(昭和41)年東京生まれ。高校時代より雑誌「オリーブ」に寄稿し、大学卒業後、広告会社勤務を経てエッセイ執筆に専念。2003(平成15)年に刊行した『負け犬の遠吠え』はベストセラーとなり、講談社エッセイ賞、婦人公論文芸賞を受賞。古典作品にまつわる著書も数多く、『枕草子』の現代語訳も手がけている。他の著書に『枕草子REMIX』『女流阿房列車』『紫式部の欲望』『ユーミンの罪』『地震と独身』『子の無い人生』『百年の女』『家族終了』『日本エッセイ小史』などがある。