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ハチャメチャかつ自虐的な人気討論番組の司会者として、そして作家として活躍する、僕=ベグベデは、愛する娘ロミーの一言をきっかけに、世界最先端の生命科学研究者を訪ねる旅に出る。
スター御用達の名医による健康診断、野菜中心の健康な食事、iPS細胞の冷凍保存、断食ダイエット、静脈へのレーザー注射、遺伝子組み換え…ベグベデ一家の不死化計画は、どこに向かうのか。フランス随一のお騒がせ作家によるサイエンス“ノン”フィクション。
フレデリック・ベグベデ
1965年フランス生まれ。現代フランスを代表する作家の一人。
パリ政治学院卒業後、ソルボンヌ大学大学院で学び、広告代理店でコピーライターとして働く。
1990年、『あるだらしない若い男の手記』で作家デビュー。
2000年、経済至上主義を諷刺的に描いた長篇『¥999』がベストセラーとなる。
『世界の窓』(2003)でアンテラリエ賞受賞。
『フランス小説』(09)でルノードー賞受賞。