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旅を続けるうちに、日本の中でも大きく異なるそれぞれの風土によって培われてきた食文化を、黙々と継承し続けているたくさんのすてきな人たちと会った。
個々の魚の味や料理方法だけではなく、そんな文化や人にも興味を持っていただければなによりも嬉しい。
目次
第1章 春が旬(タイは瀬戸内の魚;カツオといえば土佐 ほか)
第2章 夏が旬(アジは日本全国どこでもうまい;利尻コンブはスローフードの極み ほか)
第3章 秋が旬(日本一のサケの町とアイヌ伝統料理;北海道直送のサンマを料理する ほか)
第4章 冬が旬(秋田のハタハタは冬の食卓に欠かせない;アンコウ鍋(どぶ汁)は本場・茨城で ほか)
斎藤潤
1954年岩手県盛岡市生まれ。東京大学文学部露文科卒業。
月刊誌「旅」、旅行情報誌の編集に携わった後、独立してフリーランスライターに、テーマは、旅、島、食、農林漁業など。