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コシのある讃岐うどんはニセモノ!?―21世紀に入って空前の「讃岐うどんブーム」到来。
全国各地に本場を名乗る店が次々とオープンしたが、はたしてホンモノはどこなのか。
“蕎麦の国”から覗いてみると、意外な真実が浮き彫りに。
「うどんは関西」とされているが、日本人とうどんのつきあいは古くて深い。
稲庭、ほうとう、きしめん、釜揚げ…。伝統と匠の技が交差する。
「うどんは馬子が食うもんだ」(『吾輩は猫である』)なんて、もういわせない!粋なうどん通になるための、とっておきの薀蓄と秘伝を開陳。
目次
第1章 お江戸のうどんはまずいのか?
第2章 ホンモノの「讃岐うどん」の見分け方
第3章 日本全国「うどん」めぐり
第4章 ニセモノの「うどん粉」の正体
第5章 ホンモノのうどんが食べたい!
第6章 究極の「おだし」を求めて
第7章 蕎麦の国からのメッセージ
藤村和夫
1930年東京都生まれ。元「有楽町・更科」4代目主人。
職人の目から蕎麦・うどんの技術や歴史に関する研究を長年続け、隠居した現在でも、蕎麦の伝統を伝える講座「江戸ソバリエ」の講師などとして活躍している。