Detail
母手作りの、バターがとろける甘いホットケーキ。
父が大好きだった、少し焦げ目がついたビーフン。
遅い青春時代に食べた、夜明けのペヤング…。
味の記憶をたどると、眠っていた思い出の扉が開き、胸いっぱいになった事はありませんか?優しい視点でユーモアたっぷり、胸にホロリとくる22品の美味しいカラーイラストエッセイ集。
目次
読書のおとも
「かっくまら」の鳩サブレー
一筋の梅の香り
桃饅頭と中国の恋の物語
日常の手触り
潮干狩りでアースする
四月、桜の木の下で
九歳の夏、岩手へ行く
小さなものにこそ、心を篭める
父と焼きビーフン〔ほか〕
森下典子
1956年神奈川県生まれ。日本女子大学文学部国文学科卒。
大学時代から「週刊朝日」連載の人気コラム「デキゴトロジー」の取材記者として活躍。
その体験をまとめた『典奴どすえ』を87年に出版後、ルポライター、エッセイストとして活躍を続ける。