Detail
ファッション、カルチャー、人——。
今や日本だけでなく、世界に最新の流行を発信する場でありながら、一歩路地に入ると、どこか懐かしく温かい人々の日常を感じられる街、原宿。
一方、1982年のデビュー以来、歌手、女優として、映画、舞台。
テレビ、CM、そして執筆と活動の幅を広げながら、そのすべてを支持され、圧倒的な存在感を放つ、小泉今日子。
彼女もまた、いつも新しい何かを期待させ注目を集めながら、その裏側では時を経てもぶれることのない“自分らしさ”を感じさせます。
小泉今日子と原宿——。
そのふたつにどこか重なるものがあると感じた私たちは、原宿の街を彼女とともに歩いてみたいと思いました。
本書は、さまざまな場所や人に出合いながら原宿の今昔を知り、自身の思い出に触れていく小泉今日子が、2007年から2016年まで9年間にわたって綴ったエッセイ集です。
幼い日々の記憶、中学時代の友人、アイドル時代に住んだ原宿、そして、父と姉の死……。
今だから書けること、今しか書けないこと。
小泉今日子、待望のエッセイ集、この春刊行です。