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森林は酸素を供給していないし、「自然のダム」でもない!科学的根拠や経済の現実を無視した「地球に優しい」だけの自然保護論では、森林の危機を防ぐことはできない!東南アジアの熱帯雨林から、日本の林業の現場までをくまなく歩いてきた気鋭の科学ジャーナリストによる警世の書。
目次
第1部 間違いだらけの“森林危機”の論じ方(森林は酸素の供給源ではない;森林は水を溜める「自然のダム」ではない;有害獣の生息調査数はでたらめだった? ほか)
第2部 森林の常識を疑う!(熱帯雨林の木の上は“未知の世界”だった;熱帯雨林の“生物の多様性”は環境破壊が生み出した?;観光ガイド・ブックが“決定”した縄文杉の樹齢 ほか)
第3部 林業は森林破壊の元凶か?(植林作業を効率化する“新製品”の登場;農業なみに手間がかかる品種・苗づくり;林業の本質は「刈る・打つ・伐る」の育林にあり! ほか)