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熊から王へ―カイエ・ソバージュ〈2〉 中沢 新一

1,600円(税込1,760円)

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熊をカミとする狩猟民たちの「対称性の思考」とは?「哲学」と「権力」が共存する冬の祭りの秘密とは?王を戴く国家が「無法の野蛮」と結びつく根源へと遡行する。



目次
はじめに カイエ・ソバージュ(Cahier Sauvage)について
ニューヨークからベーリング海峡へ
失われた対称性を求めて
原初、神は熊であった
「対称性の人類学」入門
海岸の決闘
王にならなかった首長
環太平洋の神話学へ
「人食い」としての王
「野生の思考」としての仏教
補論 熊の主題をめぐる変奏曲


中沢新一
1950年、山梨県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。現在、中央大学教授。宗教学者、思想家。著書に、『チベットのモーツァルト』(せりか書房、サントリー学芸賞)、『森のバロック』(せりか書房、読売文学賞)、『哲学の東北』(青土社、斎藤緑雨賞)、『フィロソフィア・ヤポニカ』(集英社、伊藤整文学賞)など多数ある


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