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疲れるのは健全である徴。病気になるのは生きている証。サクセスモデルへの幻想を棄てて、「1ランク下の自分」を目指しませんか?ささやかなことで「幸せ」になれるのは一つの能力です。まずは身体の内側から発信される信号を聴き取ること。真の利己主義を目指すこと。礼儀作法と型で身を守ること。家族の愛情至上主義をやめること―。今最も信頼できる哲学者が、日本人の身体文化の原点に立ち帰って提案する、最強の幸福論。
目次
1 心耳を澄ます(ワンランク下の自分に;ほんとうの利己主義とは ほか)
2 働くことに疲れたら(サクセスモデルの幻想;女性嫌悪の国アメリカが生んだサクセスモデル ほか)
3 身体の感覚を蘇らせる(個性ということ;マップする視点 ほか)
4 「らしく」生きる(アイデンティティという物語;エコロジカル・ニッチ論 ほか)
5 家族を愛するとは(どんな制度にも賞味期限がある;私の拡大家族論 ほか)