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伝説の赤い糸をたぐったならば先っぽに「スカ」と書いた紙がぶら下がっているのでは、と怯えていた私にもついに運命の人が現れた!と思いきや…。
はたまた社会人一年目、めったに穿かぬスカート姿で鏡の前に立ってみたら…。
暴れん坊の幼少期、冴えない青春の日々、ビックリ続きのOL時代のあれやこれやを、時に怒り、泣き、そして笑い飛ばす。
目次
恋は野となり山となり(ムシロマフラーの熱い午後;鰯と鯖とソフトクリーム ほか)
低血圧二〇〇〇マイル(犬や猫が降ってくる;銀髪の吸血鬼 ほか)
日曜日は本箱の整理(ポルノを読む;恋愛小説を読む ほか)
午前零時の玄米パン(あしたも元気に養命酒;コンニャク嬢の醜聞情報 ほか)
汗と憂いの日々(シェイプアップの日々;八百円で買った亭主 ほか)
群ようこ[ムレヨウコ]
1954年、東京生まれ。日本大学芸術学部卒。
数回の転職を経て、78年、本の雑誌社に入社。
デビュー作『午前零時の玄米パン』が評判となって、作家専業に。
大人気シリーズ“無印物語”をはじめ著書多数