Detail
戦中に生まれ、幼いときに終戦を迎え、戦後五十年余りの歳月を過ごしてきた著者は、戦後の経済復興も、高度成長期をも、共に過ごしてきた。アメリカ追随と評される日本外交政策のあり方、同時多発テロからイラク戦争、戦後処理へと推移するアメリカへの日本の対応について、アメリカに近い状況で客観的に日本人という存在を感じながら育った著者が、静かにそして鋭く考察する。同時に、広島で見た原爆の光から、現在日本が抱える憲法改正の問題について語る現代社会論。
目次
第1章 子供の頃のまま(その光を僕も見た;蟹に指をはさまれた;こうして覚えた日本語 ほか)
第2章 猫と日本語と東京の隙間(一九五七年の春をさまよう;「そいつぁ、いかすぜ」;学生さん、と呼ばれていた ほか)
第3章 謝罪する男たちの国(強烈なキャラクターです;自然から遠く離れて;いきづまりに立ち会う ほか)