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3月15日発売の『Coyote』は木版画家・⼤⾕⼀良(おおたに・かずよし)を特集します。
大谷一良は、哲学者・随筆家の串⽥孫⼀や版画家の畦地梅太郎の薫陶を受け、1958年創刊の⼭の⽂芸誌『アルプ』をはじめ、数多くの⼭岳書の表紙や挿画を手がけるなど、日本の「山の表現」を支えてきました。近年ではその作品が、北海道の⼈気スイーツブランドのパッケージに採⽤され、若い世代にも再評価が広がっています。
本号では、大谷が愛したディヴェルティメント(嬉遊曲)になぞらえながら、創作の原点から晩年に至るまでの表現の変遷を多角的にひもときます。「思索としての登⼭」「⼭の創作」という文化にあらためて光をあてる、山と表現、そして思索のかたちを一人の表現者の軌跡から探究する一冊です。