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和菓子屋のしゅうこさん 第2巻
何かを好きで好きで、自ら手や身体、頭を動かしている人はとても魅力的です。
そしてそんな人から産み出されるものを見るのはとても楽しい。
洞爺湖で生まれた漫画、和菓子屋のしゅうこさんは小学生のコンビによる作品。
タイトルから想像していた内容と全く違う展開が楽しい楽しい。青島とうやのお二人が本当に漫画が好きなのだろうなというのも伝わってきます。
「和菓子屋のしゅうこさん」というタイトルにもあるように、洞爺湖によく似た自然豊かな村で和菓子屋を営む「しゅうこさん」が、不思議な人間や人間じゃない何者か(?)に出会って巻き起こるファンタジー。
「和菓子屋のしゅうこさん」のモデルは、札幌で「季の菓子工房しゅう」を営む菓子職人で店主の堺周子さん。青島とうやの二人が描く物語の中の「しゅうこさん」は、実在のしゅうこさんとはちょっと違いますが、事前にどんな風に和菓子を仕込むのか、どんな道具や素材を使っているか話を伺いながら、工房の様子や和菓子を描き込んでいます。
青島とうやは作画が青さん、お話しづくりは島さん、と得意な作業を分担して二人三脚で漫画を作り上げるスタイル。