Detail
「正しさも答えも無く一年間ただ取り組み続ける。
かなしみ、いつくしみ、畑とともに生き続ける。」
本文より
自然という“命のつながり”のなかで、
ただただ日々、畑に向かう父。
呼応する、りんごの木々。
光と陰。
絶望と希望。
永遠の一瞬。
木村江利にしか撮れなかった、
書くことができなかった、家族と畑のすがた。
10年に及ぶ膨大な写真と記録から
「ある、りんご園の一年」をお届けします。
写真・文・題字 木村江利(きむら えり)
青森県弘前市生まれ。
自然栽培りんご農家・木村秋則と美千子の次女。
2005年から実家である自然栽培りんご園に従事し、
2012年からは父と二人で農園を営む。
撮影はiPhoneを使用。
装丁・デザイン・構成/山下リサ(niwa no niwa)
構成・編集/温野まき
⚫︎四六判変形
⚫︎320ページ
⚫︎全ページカラー
*本書は、リサイクルの工程に配慮して、カバーにPP加工をせず、ニス加工をしています。
PP(ポリプロピレン)は、一見丈夫ですが、劣化すると手で揉んだだけで粉々になります。
いま、海洋汚染で問題になっているマイクロプラスチック。その主なプラスチックの一つがポリプロピレンです。
ニス加工はPP加工ほどの強度はありませんので、使用しているうちに表紙が擦れて白くなりますが、紙の風合いと経年による味わいをお楽しみください。