Detail
「ビール2杯分のアテ」になる ZINEです。ポテトチップスのような袋に ZINEやノベルテ
ィが入っていて、ZINEを読めばビールがぐいぐい進む。そんな内容を目指しています。
ATHÉ 1
鳥の生態を研究する鳥類学者の川上和人さんに焼鳥屋での楽しみ方を教えていただいたり、SMの女王様に居酒屋にあるものだけでどういうプレイができるのかを披露していただいたり、専門家の酒場の楽しみ方を収録。読めば、こちらだってお酒が進むはず。オリジナルステッカー付き。
ATHÉ 2
メイン企画は「お品書き探偵」。画家のマメイケダさんにお品書きの絵を描いてもらい、それを漫才師・金属バットのお二人が見て、お品書きの酒場が実際にどこにあるかを推理してもらいました。マメイケダさんのお品書きポストカード、金属バットステッカー、オリジナルマッチ付き。
BLESS AND CURRY
ビール2杯分のアテになる Little Magazine『ATHÉ(アテ)』シリーズ。3号目となるBLESS AND CURRYは「スリランカで一番うまいのはカレーちゃうねん。お葬式のごはん」 。
有名スリランカ料理店の人から聞いたこの言葉は本当なのか。真実を確かめに行ったルポルタージュ。お葬式を探し回るなかで見つけたスリランカ家庭の味わい。そして紆余曲折を経てたどり着いた真実とは。ソフトカバー。表紙フルカラー、中面モノクロ。現地で撮影した242点の写真を掲載し臨場感を刷り込ませたビジュアル展開&バイリンガル仕様。
以下、プロローグより。
「スリランカで一番うまいのはカレーちゃうねん。お葬式のごはん」
ラッキーガーデンの池原賢美さんは言った。奈良と大阪を隔てる生駒山。その中腹にあるラッキーガーデンは 4名のスリランカ人シェフを擁す、本場さながらのレストラン。日本のスリランカ料理店として初めてミシュランに掲載されるほど、カレーや副菜を全部ごちゃ混ぜにして食べるライス&カリーは果てしなくうまい。だからこそ、池原さんの言葉に戸惑った。 「お葬式って関係ない人も行けるんですか?」 。冷静を装って聞き返すと、 「お葬式を見つけたら勝手に入っていくねん。勝手に手合わすねん。そしたら向こうは料理を振る舞うことによって功徳になるからごはんをよそってくれる。そのメシがうまいの。たいしたもんは使ってないで。近所のおばあちゃんが集まって作る、炊き込みごはん。鶏肉も入ってない。薄揚げと大根とニンジンくらいしか入ってないけど、もうどんだけうまいか」
それから1年後。
池原さんの言葉が忘れられず、スリランカに飛んだ。
葬式メシを食べるために。