Detail
北の縄文文化の謎に迫る!第2弾
本書は2011年から2012年にかけて行われた「北の縄文連続講座」の内容を一冊にまとめたもので、
縄文文化の成り立ちを探る前作の続編として、縄文文化がその後どのように変化し、
アイヌ文化を含めた現在の私たちにつながっていったかを探ったものです。
弥生文化が到来せず、その後も縄文文化の影響が長く続き、北方からオホーツク文化が南下し、
擦文文化と交差し、アイヌ文化が生まれていくという、本州とは異なる歴史の歩みは教科書で
学ぶこともほとんどありませんでした。
縄文からアイヌ文化にいたる時代には様々な謎や、未解明なことがらも多く、講師の先生方
による推理も、本書をエキサイティングなものにしています。
縄文人はどこからきて、どこへいったのか。いまの私たちにとって、縄文文化にはどのような
価値があるのか―国立科学博物館・馬場悠男氏をはじめ、各分野の研究者が解説します。
前作の『縄文人はどこからきたか』と併せてお読みいただくことで、より面白く
ご理解いただける内容となっています。