Detail
アジア各地を旅して見つけた布を使い、現地の衣服を参考に、オリジナルな服をつくる著者の手芸実用本。もんぺやジャケット、ワンピースやブラウスなどの19種類の衣服と、布を使い切るちいさなものつくり。自分の暮らしを自分でつくるための、ヒントになる一冊。
もくじ
□はじめに
□ちくちくのこころ
…大事にしていること。
・ちいさな自給自足・生きるための服つくり・じぶんのからだのための服・山岳少数民族のものつくり・土に還る服つくり
□ちくちくのかけら
…アジアを中心に各地で見つけた布の紹介。山岳民族の布、インドのミラーワークや刺繍布、カンタ、更紗、カディ、上海木綿、日本の紡ぎ、ボタンやビーズ、ひもなど。
□ちくちくのかたち
…30年以上作り続けてきた衣服のエピソードとつくりかた。
もんぺ、絵日記シャツ、グリーンピースワンピース、タイの農民服、ネパールの農民服、チベッタンワンピース、カシュクールワンピース、メオ族農民服、リス族のパンツ、カレンシャツとカレンワンピース、ペー族の上着、アーミッシュ農民服、フランス風スモック、わっかスカート、みつばちブラウス、野生パンツ、くるくるチョッキ、さらさらワンピース、フランス農民服タブリエ、ちくちくもんぺ…20種類
□ちいさなものつくり
…布のハギレを使い切る、つぎはぎ布を使ったちくちくぞうきんやラグ、ふくろ、縄文バッグ、好きな布でつくるストール、ふんどしパンツや布ナプキンのつくりかた。
□ちくちくのきほん
…手仕事の道具やきほんの縫い方など。
早川ユミ
布作家。アジアの山岳民族みたいな土着の感覚で服つくり。ちくちく、ごはん、ときどき旅をしながら、日本みつばちを飼いはちみつの自給自足。ちいさな田んぼや畑や果樹園で、土を着るくらし。たべもののちいさな自給自足をするかたわら、本やおはなし会など、ことばを紡ぐしごと。
著書は新刊『種まきびとの絵日記』『くらしがしごと 土着のフォークロア』(扶桑社)、『畑ごはんーちいさな種とつながる台所』(文化出版局)、『早川ユミのちくちく服つくり』『種まきノート』『種まきびとのものつくり』『種まきびとの台所』『旅する種まきびと』『野生のおくりもの』(すべてアノニマ・スタジオ)、『種まきびとのちくちくしごと』(農文協)、『みらいのからだのーと』『ちいさなくらしのたねレシピ』(自然食通信社)。ハンドメイド本に、『かぞくのかていか』『野生と生きるための12ジャケット』新刊『土着する』がある。
絵・まりぼん
福島県喜多方市生まれ。2014年より沖縄にてくらし、畑のひとびとに出会い、沖縄のものの見方感じ方に感銘をうける。その後2018年より高知の早川ユミに弟子入りし、畑たべものつくり、「ちいさな自給自足」、生きるためのものつくりを学ぶ。2021年雑誌「天然生活」の早川ユミの連載「くらしがしごとしごとがくらし」にて絵を描く。同連載をまとめた本『くらしがしごと土着のフォークロア』(扶桑社)の絵を描く。2022年東京、高円寺にて個展「女は雑草」。現在、高知の山の中で子育てしながら絵を描くまいにち。