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近年、社会構造の変化やテクノロジーの進化に伴い
個人や企業は、新しい考え方や成功モデルへの書き換えを求められています。
これまで長いこと評価されてきた能力や資質は今や飽和状態となり、
急速に凡庸なものへと変わっています。
本書は、今起こっている社会構造の変化を「6つのメガトレンド」として読み解き、
これから求められる24の新時代の思考・行動様式を、
オールドタイプ(旧型の価値観)からニュータイプ(新型の価値観)へのシフト
という形で解説します。
◎サイエンスからアートへ。今、社会で起きている6つの変化とは?
◎今後は問題を「解決」できる人より、「発見」できる人の価値が増す
◎「人工知能に奪われる仕事」を考える人ほど生き残れない理由
◎「部下が使えない」と嘆く管理職が決定的に勘違いしていること
◎日本企業からイノベーションが起きない、喜劇的だが本質的な理由
◎アップルが市場調査をやらないのに勝ち続けられる理由
◎ケネディやチャーチルの演説が心に響く理由
◎革新的な企業が生産性向上のために、あえてやっていること
◎努力は本当に報われる?「1万時間の法則」がデタラメな理由
◎人生の豊かさは「逃げる」巧拙に左右される
◎人生は大量に試して、うまくいったものを残すしかない
◎アマチュアなのに、いつもエリートに勝てる人とは?
◎リベラルアーツを「武器」にする思考法とは?
★「オールドタイプ」から「ニュータイプ」へ
・「正解を探す」→「問題を探す」
・「予測する」→「構想する」
・「KPIで管理する」→「意味を与える」
・「生産性を上げる」→「遊びを盛り込む」
・「ルールに従う」→「自らの道徳観に従う」
・「一つの組織に留まる」→「組織間を越境する」
・「綿密に計画し実行する」→「とりあえず試す」
・「奪い、独占する」→「与え、共有する」
山口周
1970年東京都生まれ。独立研究者、著作家、パブリックスピーカー。ライプニッツ代表。
慶應義塾大学文学部哲学科、同大学院文学研究科修了。電通、ボストン コンサルティング グループ等で戦略策定、文化政策、組織開発などに従事。
『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』(光文社新書)でビジネス書大賞2018準大賞、HRアワード2018最優秀賞(書籍部門)を受賞。その他の著書に、『劣化するオッサン社会の処方箋』『世界で最もイノベーティブな組織の作り方』『外資系コンサルの知的生産術』『グーグルに勝つ広告モデル』(岡本一郎名義)(以上、光文社新書)、『外資系コンサルのスライド作成術』(東洋経済新報社)、『知的戦闘力を高める 独学の技法』(ダイヤモンド社)、『武器になる哲学』(KADOKAWA)など。神奈川県葉山町に在住。