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ひとりで気楽に山を歩く。これは山の自然を深く味わうことにもつながります。
山とはなにか。自分とは何か。模索するのにひとり歩きほど適しているものはありません。
本書ではひとりで登るためのプランニングから、ウェア、装備、食事などなどについて詳しく解説。
そしてひとり歩きの最大の危険、道迷い、ケガ、天候の急変などへの対処法についても解説しています。
※この本は1988年に刊行されたYAMA BOOKS『ひとり歩きの登山技術』を底本とし、最近の情報を盛り込んで編集されたものです。
<目次・内容>
1:ひとりのほうが山登りは楽しい
魅力いっぱいのひとり歩きの山
ひとり歩きの山は危険か
ひとり歩きの心構え
2:ひとりでどんな山登りができるか
ワンデイ・ハイクから始める
ベストコンディションで山行にのぞむ
徹底したい事前の調査
一泊泊まりは山小屋から
テント生活を楽しむ
冬山を楽しむ
3:楽しく山に登るためにテーマを作る
お花畑のある山を求めて登る
一等三角点のある山をピークハントする
『日本百名山』を目標にしてみよう
雪渓のある山を求めて登る
ひとつの山域のオーソリティになる
山で何かを発見してみよう
4:ひとりだからこだわりたいウェアと装備
無雪期の服装
無雪期の装備
積雪期の服装
積雪期の装備
あると安心なクスリ
寂しい時にあると楽しいグッズ
合理的なパッキング
5:必要十分な食事か、優雅な晩さんか
山のグルメは家庭の味を大切にする
おすすめメニュー その1
おすすめメニュー その2
コンパクトな炊事道具にする
残してよいのは非常食だけ
山の幸を上手に食べてしまう
6:慎重にしかも大胆に歩くテクニック
余力を残した歩き方をする
知っておきたい雪山歩行術
ひとり歩きだからこそ休憩はしっかりと
見落とせない山の道標
山行中のことをなんでも記録してしまう
山中でナマの情報を集める
山の転記は観天望気で見極める
見るより読む力をつけたい地形図
7:アフター・クライミングで完成する私の山
山を下りたら温泉にとっぷりとつかる
忘れてはいけない山道具のメンテナンス
後で振り返った時に楽しい山行記録
GPSは単独行の強い味方
山の名著に親しむ
8:SOS! その状況と必修の対策
道に迷ってしまった
足がつってしまった
雷に遭遇した
バテて動けなくなってしまった
天候の急変でビバークを余儀なくされた
転・滑落して捻挫、骨折してしまった