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ビールと聞くだけで、喉がなる。幸せな気持ちになる。真夏の日本でカラカラになった体に流し込むビール。世界各国を旅して搾りたてを楽しむクラフトビール。こだわりの注ぎ方で泡まで楽しむ瓶ビール。ほろ苦い出会いから始まり、いつしか人生の友になるビール。古今東西の作家がつづった44篇の珠玉のビールアンソロジーです。
目次
妻に似ている(川上弘美)
とりあえずビール(阿川佐和子)
ブルー・リボン・ビールのある光景(村上春樹)
炎天のビール(山口瞳)
ピルゼン(吉田健一)
駅前食堂のビール(川本三郎)
列車でビール 長旅には酒器を連れて(恩田陸)
もうしわけない味(平松洋子)
ビールのおつまみ(辰巳浜子)
ビールの話(岩城宏之)
タンタルス(上)(内田百〓)
あの日に帰りたいビール腹おじさん(大竹聡)
生のモンダイ(椎名誠)
ビールの味と味わい(村松友〓)
ビール雑話(阿川弘之)
ビールが人を殺した話(伊藤晴雨)
「泡はビールなりや否や」事件(坂口謹一郎)
ビール(星新一)
不味いビール(小泉武夫)
独逸と麦酒(森茉莉)
地ビール(種村季弘)
涙を流した夜(北大路公子)
ピルゼンのピルゼン(開高健)
ビールへのこだわり(千野栄一)
生ビールへの道(東海林さだお)
九月の焼きそビール(久住昌之)
倫敦のパブ(小沼丹)
ビールの泡(田中小実昌)
気がつけば枝豆(角田光代)
お酒のにおいをよこすのだ! 天才バカボンより(赤塚不二夫)
ネパールのビール(吉田直哉)
私の酒歴書 スプーン一杯のビール(立松和平)
ストリップとビヤホール(石堂淑朗)
ビール会社征伐(夢野久作)
ニガし/やっぱりニガし(伊藤比呂美)
酒徒交伝(抄)(永井龍男)
ビールの話 らものらっぱ呑み(中島らも)
ビールを、もっとビールを(矢口純)
酒少々の私のたのしみ(佐多稲子)
ビールと女(獅子文六)
デンマークのビール(北大路魯山人)
しずかなる決闘(遠藤周作)
生ビール(吉村昭)
ビールは小瓶で(長田弘)