Detail
一六世紀アジアの海へ―壮大なスケールで描かれた“幻”の冒険譚。一五三七年から二〇年間、ポルトガルのアジアでの拠点マラッカを中心に、東は中国や日本へ、西はビルマ、インドの沿海まで。「五回難破し、一三回奴隷となり、一六回売られ」ながら駆け抜けた数奇な人生を、一六世紀アジアの風景に乗せて描く、驚きに満ちた見聞録。
フェルナン・メンデス・ピント
1514?‐1583。ポルトガルの旅行家で貿易商。1537年から1558年にかけ、マラッカを中心にインド・中国・ビルマ・シャム方面で活躍し、日本にも5度渡来した。種ヶ島に鉄砲をもたらしたポルトガル人の1人であると自称しており、フランシスコ・シャヴィエルに日本渡航を決意させたのも彼であるといわれる。この間、“5回難破し、13回奴隷になり、16回売られる”という数奇な運命にもてあそばれている。