Detail
言語化するのは中々難しいです。頭の中で考えている事が言葉にするとなんか違うとなる事もしばしば。
察するというのは中々難しい話で、何かあった時の一番の解決策は言語化して伝え、共有する事。
ページをめくるたびに表情が変わるクラフトマガジン、NEUTRAL COLORS 5 @neutral_colors_magazine 今号も内容は勿論の事、ビジュアル、質感が最高です。
お買い上げの方には通常は販売しているトートバッグが付いています。
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NEUTRAL COLORS 5
第5号の特集は「言語」です。言語は個がもっとも顕れるものだと考えます。グローバル化が進んでもスキップできない。土地の固有性や、個別の文化とか、個であることを重視するNEUTRAL COLORSとしては探究したいテーマです。この特集では言語の伝わらなさを認め、どうやったら伝えることができるのかを雑誌全体で考えていきます。いくつの年齢になっても新しい言葉を学ぼうとすること。点字や手話やジェスチャーで伝えるもの。言語とは「伝えようとするもの」すべてです。
雑誌をつくりながらいつも思い知らされます。 大切なことを伝えたいのに、うまく言語化できないこと。 海外で、口ごもったり黙ってしまったり、言語の壁が立ちふさがること。 NEUTRAL COLORS にとって言語とは「伝わらないもの」です。 だから、雑誌全体で伝えてみます。
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NEUTRAL COLORS とは
『NEUTRAL COLORS』はインディペンデントな雑誌です。 一番大切しているコンセプトは「個人のなかで生まれたものを伝える」こと。 編集者、デザイナー、寄稿者自身が、 実際に目で見たこと・感じたこと・ずっと考えてきたことが題材となります。 一方で、自身が表現するものには責任を持つべきです。 あらゆる差別やハラスメント、誹謗中傷は掲載しません。
NEUTRAL COLORS はまた、印刷・製本工房でもあります。 少人数で工房を共有し、必要に応じて集まってつくっています。 この雑誌はオフセット印刷とリソグラフ印刷を使い、
本の制作だけで独立採算できる規模の 5000 冊を手作業と機械でつくられました。 私たちは手作業を部分的に選択することで、破棄を生む大量生産を避け、 オルタナティブな中規模出版であろうとしています。 この試みは経済的に持続させるための理由からはじまりましたが、 出版の愉しみを増やし、今ではこの実験に夢中です。 本書で目に留まりやすいリソグラフ印刷機の使用は、見た目の面白さに加え、 自らが印刷行程に関与することで、分業制・機械化によって不可侵になった領域にまで アイディアを行き渡らせます。新しい本のアイデアがフィードバックされることさえあります。