Detail
不便・時間がかかる・常備しない。 そして、いつでもどこでも、手に入らない……。
「時短」や「つくおき」、「レンチン」がもてはやされる日本では、ネガティブにとらえられがちなこうした感覚がフランスではあたりまえ。
しかし、実際のところは……?
体験してみれば、意外にも、合理的だったり、おいしさの秘訣だったり、無駄がなかったり、節約だったり。
家庭料理を学ぶべく渡仏した著者が20年間にわたる経験で知った、フランス人の食生活。
見習いたいのはフランス料理ではなくて、「食生活」だった!
川村明子
1998年渡仏。パリの料理学校「Le Cordon Bleu」で料理・製菓コースを修了。
パリを拠点にフランスの食にまつわる取材をし、朝日新聞デジタルやフィガロjp に連載中。
著書に『パリのパン屋さん』(新潮社)『パリのビストロ手帖』(新潮社) 『パリ発 サラダでごはん』(ポプラ社)