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本書は、技術としての調理を理論的に裏付けるこちにより、より能率的に的確に身に付け、更に応用・創作の能力を伸ばすことができると言う主張の基に執筆され、調理学必修の参考書としての地位を築いている。しかし、初版「調理と理論」が出版されてから、30年の月日が流れた。その間、技術の進歩、社会の変遷は食生活にも大きな影響を与え、食の環境は大きく変わってきた。調理学関連分野の発展もめざましく、栄養学、食品学、食品加工学等で多くの研究成果が上げられている。調理学も学問としての基盤を確立して、関連分野との連携をとりながら多くの研究が行われてきた。この間に明らかになった理論や知識を盛りこんだ改訂版。
目次
調理の意義・目的と調理法
穀類の調理
でんぷん・いも類の調理
油脂の調理
豆・豆製品の調理
魚介類の調理
鶏卵の調理
獣鳥肉類の調理
牛乳・乳製品の調理
野菜・果物の調理
寒天・ゼラチン・カラギーナンの調理
海草・きのこ類の調理
飲み物の調理
食物の味
山崎清子
昭和2年3月東京女子高等師範学校家事科卒業、東京女子高等師範学校教諭、東京第二師範学校教授、東京第三師範学校教授、東京学芸大学助教授、東京学芸大学教授、東京学芸大学名誉教授、大妻女子大学教授、昭和55年3月退職
島田キミエ
昭和3年3月東京女子高等師範学校家事科卒業、新潟県長岡女子師範学校教諭、神奈川県女子師範学校教授、横浜国立大学学芸学部助教授、横浜国立大学教育学部教授、神奈川県立栄養短期大学講師、昭和55年3月退職。平成13年1月逝去
渋川祥子
昭和34年3月お茶の水女子大学家政学部食物学科卒業、鹿児島女子短期大学講師、横浜国立大学教育学部(現、教育人間科学部)講師、助教授、横浜国立大学教育人間科学部教授、横浜国立大学名誉教授、聖徳大学教授、農学博士
下村道子
昭和36年3月お茶の水女子大学家政学部食物学科卒業、お茶の水女子大学大学院家政学研究科修士課程修了、東京都立高等学校教諭、大妻女子大学家政学部講師、助教授、教授、理学博士