Detail
近づきすぎてもうまくいかないし、遠すぎてもうまくいかない。ほんのちょっとのことでゆらいでしまう――。対人関係は、そのように一筋縄でいかないもの。人とのほんとうのおつきあいは、自分の眼で相手を選び、相手の眼で自分を選んでもらうことから始まります。
本書では、『暮しの手帖』編集長、書店経営、文筆業と、忙しい日々のなかで活躍を続ける著者が、自身の経験から見つけた人間関係を大切にはぐくむヒントをまとめました。
「愛情を伝える」「待たせない」「断られ上手になる」「いない人の話をしない」など、人とかかわりあいながら心地よく暮らすためにできることを紹介。
文庫版特典として、シンプルな中に物語が見える独自のスタイリングで人気のスタイリスト・轟木節子氏の解説を収録。
「ありがとう」の言葉が、心にあふれてくる一冊。
松浦弥太郎
1965年、東京生まれ。「くらしのきほん」主宰。エッセイスト、COWBOOKS代表。2006年から「暮しの手帖」編集長を9年間務め、2015年4月から移籍したクックパッド株式会社経て、2017年より株式会社おいしい健康取締役。「正直、親切、笑顔、今日もていねいに」を信条とし、暮らしや仕事における、たのしさや豊かさ、学びについての執筆や活動を続ける。著書に『しごとのきほんくらしのきほん』(マガジンハウス)、『「自分らしさ」はいらない』(講談社)、『[よりぬき]今日もていねいに。BEST101』『[よりぬき]あたらしいあたりまえ。BEST101』『ひとりでいることみんなとすること』(以上、PHPエディターズ・グループ)など多数。